両親の離婚により沸き起こる感情は人それぞれあると思いますが、ぼくが抱いた感情や思考についてシェアしたいと思います。
家庭が片親だからと悩んでいる人の力になれれば幸いです。
親向けに書いた記事もあるので、もしよかったらぜひ。
この記事で一番伝えたいことは、”自分の現状を離婚のせいにしないでほしい”ということです。
その思考で自分が幸せに近づいているのであれば止めはしませんが、大抵の場合そうではないと思います。
両親の離婚は自分がコントロールできる範囲の外で起こった出来事ですし、いくら責め立てたところで離婚したという事実は覆りません。
両親が離婚したからこそ得た経験や考えがあるはずです。
得た経験をいかに活かすか。
できるだけ前向きに捉えて過ごしてほしいなと思っています。
また、もし自分のせいで両親が離婚したのではないかと考えているのであれば、その考えはすぐ捨ててください。
親にそう言われたとしても信じないでほしいです。
子供がきっかけになることはあると思いますが、根本的な原因は他にあるはずです。
愛されていようがいまいが、親は勝手に離婚します。
ぼくの両親が離婚したのは小学校1年生のときで、父親に引き取られました。
その時の感情なんですけど、正直なところ覚えていないんですよね。
駅で見送ったような気がせんでもないかなくらいの断片的な記憶しかないです。
周りの人から話を聞いた限り、しばらくは毎日泣いていらしいです。
覚えている最初の感情は、”片親だから◯◯だ、と言われたくない”ですね。
そんなこと言われた記憶はないんですけど、なぜか絶対に言われたくなかったんですよね。
特に、片親だから”不幸だ”、”育ちが悪い”とは絶対に言われたくはなくて、片親でもきれいに育つことを証明してやるという気持ちで日々を過ごしていました。
両親がいても不幸で育ちが悪い人たちなんて沢山いますからね。
繰り返しになりますが、親の離婚は子供のせいではありません。
ですが、その後どう生きるかというのは誰の責任でもなくあなたの責任です。
どうかそれをお忘れなき様、自分の人生に向き合ってほしいと思います。
そして、できれば親を恨むことがない人生になれば幸いです。
あなたがここにいるのは、その人たちがいたおかげなのだから。
経験をしたからこそ、同じ境遇の人に言葉を届けることができる。
痛みを知るからこそ、人に寄り添える。
あなたは人の痛みに寄り添える経験をしました。
辛い思いをしたからこそ元をとってみませんか?
ではまた。