“人は何故自分に自信が持てないのだろうか?”

自信過剰なぼくは疑問に思うんですよ。

 

自信は必要なのか?という議論は必要あると思いますが、今回は自信は必要だということを前提に話をしたいと思います。

 

最近就活をしている博士課程の後輩と話す機会がありました。

その後輩は、

“テンプレートにない質問に答えることが得意”

“チームで物事を進めることが好き”

らしいのですが、

どうしても、

“小さなことを大きく話すことが得意な人”

“一人でゴリゴリに研究を進めることができる人”

と自分を比べてしまうらしいのです。

 

それぞれ良い点があり、比べるものではないとは分かっているのに、どうしても羨ましく思ってしまうらしいのです。

なぜそこまで分かっているのに、羨ましく思ってしまうのでしょうか?

 

みなさんも自分に置き換えて考えてみてください。

 

 

ぼくの結論としては、

“自分がどう有りたいかが決まってない”

ないしは

“固定概念が邪魔をしている”

からだと思います。

 

思考の順を追っていくと、

・自分に自信が持てない

 ↓何故?

・周りの人が良いように見える

 ↓何故?

・自分に無いものを持っているから

 

ここまで考えたことある人は沢山いると思いますが、もう少し考えてみましょう。

ここからが大事です。

 

その自分には無いものは、

  • あなたに必要なものですか?
  • 何故必要なんですか?
  • それがないとなりたい自分になれないのですか?

どうですか?

あなたはこの質問に答えることができましたか?

自分に自信がない方のほとんどは、答えられないのではのいかと思います。

 

またこの質問により、自信を持つことができない理由が、下の2パターンに分けることができます。

  • なりたい自分がないから何が必要が分からない
  • なりたい自分はあるけど何が必要か分かっていない

さて、あなたはどちらでしょうか?

理由を一つずつ見てみましょう。

 

———————————–

“なりたい自分がないから何が必要か分からないあなたへ”

 

今あなたは漠然と自信がない状態です。

 

例えるなら、部屋をどんなレイアウト(北欧、アメリカン、和風…)にするか決めていないのに、それぞれの家具が欲しくなって悩んでいる状態です。

まず自分がどう有りたいか(レイアウト)を決める必要があります。

それが決まれば、必要な能力や経験等(家具)を絞り込むことができるため、漠然とした自信のなさからは解放されるでしょう。

 

———————————–

“なりたい自分はあるけど何が必要か分かっていないあなたへ”

分かっていない状態にも2種類あって、

  • “情報を持っていない分かっていない状態”
  • “固定概念が邪魔をしている分かっていない状態”

に分けることができます。

 

前者の場合は簡単です。

調べてください。

なんか急に突き放したみたいになりましたが、世の中これだけ情報が溢れかえっており、SNSも発達している訳ですから、少し調べるだけでも方向性くらいは見えてくるのではないでしょうか。

 

問題は後者です。

個人的にはこのタイプの人が一番多いように感じます。

出世したい、起業したい、幸せになりたい、夢を叶えたい等、あなたのなりたい姿があると思います。

 

ただ、そうなるためのスキルや能力が、自分にはないと思い込んではいませんか?

言い換えると、

なりたいものに対して必要なスキルや能力の”固定概念”が刷り込まれていませんか?

 

先程の後輩の話を例にします。

後輩的に博士号を取得するような研究者は、

“一人でゴリゴリに研究を進めることができる人”

“一人でバリバリに成果を挙げる人”

でないとダメだと思っているみたいです。

 

果たして本当にそうなのでしょうか?

この能力がないと絶対に博士号を取得した研究者としてやっていけないのでしょうか?

 

そりゃもちろんあるに越したことはないでしょうが、mustの能力ではないと思うんですよね。

だってそんな決まりなんかないんだもの。

博士が一人でゴリゴリに研究を進めることができないといけないなんて誰が決めたんですか?

あなた自身じゃありませんか?

 

ぼくからしたら、博士号を取得した時点で立派な研究者ですよ。

一人でバリバリ実験する研究者がいれば、チームでゴリゴリ実験する研究者がいたっていいじゃないですか。

 

自分自身が勝手に作り上げた固定概念に囚われて、己を見失わないでください。

固定概念を一度全て捨てて、なりたい自分を実現するために本当に必要なスキルや能力について考えてみてください。

ここまで考えることのできたあなたです。

必ず見つけることができるはずです。

 

 

“本当に必要なスキルや能力について考えるときの注意点”

その際、以下のことを意識してください。

“持っていない能力を嘆くのではなく、持っている能力を活かすように物事を考える。”

 

なりたい自分になるためのスキルや能力がないと思い込んでいるときは、自分が持っていないスキルや能力を軸に考えていることが多いです。

そうではなくて、自分の持っているスキルや能力を軸に、なりたい自分になるためには次に何が必要かを考え、それに向かって新しいスキルを身に着けたり、自分の強みを伸ばしたりしてください。

もし自分が持っていないものが何が起きようと絶対必要なものならば、目標を見直すか、手に入れるまで足掻くしかないので、自信をなくしている場合ではないです。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

自分に自信を持つためには、

まず、

“なりたい自分”を見つけてください。

次に、

なりたい自分になるために”本当に必要なスキルや能力”を見つけてください。

その際、自分が現在持っているスキルや能力を軸に考えてください。

そうすれば、他人を必要以上に羨ましがることなく、真っ直ぐに理想のあなたに近付くことができるでしょう。

 

 

ではまた。

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